

KG+2024 山内浩作品「Post Colonial Trilogy: Shanghai」No.8
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作品概要
KG+2024「KYOTOGRAPHIE Team Photographers’ Exhibition」出展作品「Post Colonial Trilogy: Shanghai」 No.8
作品紹介
2000年から2010年にかけてアジアの三つの都市を題材にしたプロジェクトに取り組んだ。上海、サイゴン、コルカタ。欧米列強や日本の植民地時代の首都であり、独立後に首都でなくなってからも地政学的に重要であり続けたという点でこの三都市に注目したのである。
上海は19世紀半ばから第二次世界大戦末までイギリス、フランス、そして日本によって植民地化された。中国共産党 (CCP) は1921年7月、上海で13人が参加した最初の「全国」大会で正式に誕生した。サイゴンは96年間にわたる植民地支配 (1858~1954年) の後にフランスを追い出したものの、おそらくインドシナで最も苛烈な戦争で米軍を撃退した北のかつてのライバルであるハノイが統一ベトナムを宣言した1976年7月に共産主義体制下に入ったのだ。
コルカタの植民地の歴史は英国が東インド会社(EIC)を設立した1690年にまで遡る。1911年、宗主権によってインドの首都がデリーに移転されたのは、マルクス主義インド共産党(CPM)の左翼戦線が西ベンガル州都コルカタで34年間(1977〜2011年)の政権を終えるちょうど1世紀前だった。CPMは、世界最多人口の民主主義国家で選出された共産主義政権として世界最長の在任期間を維持した。
このプロジェクトの目的はたったひとつの疑問に基づいている。イデオロギーが路上での日常生活を形作るのか、それとも国家や地方自治体がどんなイデオロギーを掲げても人々は文化的、地理的に馴染みのある方法で日々を過ごしているのか?
街路の活気、喧騒、日々の営みはこの展示の写真の選択において重要な点であり、都市の時代精神を理解する上でイデオロギー的な属性よりもはるかに妥当であると考える。
技法:ジークレー印刷
額装:t3アルミ複合板(黒)パネルマウント
サイズ:縦297mm、幅420mm、背面30mm(背面ゲタつき)
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作家紹介
1974年大阪生まれ、京都市在住。1993年に渡米しオハイオ大学でジャーナリズムと国際関係を学ぶ。1998年にアラスカ州アンカレッジ市の日刊紙アンカレッジ・デイリー・ニュースで写真家としてのキャリアをスタート。2006年に帰国しフリーランス活動を開始。主に文化、社会、生活についての取材撮影をおこない、時事メディアを中心に国内外のプリント・電子媒体に掲載。2017年よりKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のスタッフとしてマスタークラスやパブリックプログラムの企画運営に携わる。
展示情報
KG+2024「KYOTOGRAPHIE Team Photographers’ Exhibition」
共催:株式会社サンエムカラー、KYOTOGRAPHIE
会場: TIME'S(京都市中京区三条通河原町東入中島町92)
開催期間:2024年4月13日(土)~5月12日(日)
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